talk around d20

D&DやPathfinderを中心にTRPG関連のことを書きます。

D&Dの復権と子供相手のTRPG

D&D関連の海外の記事を見ていると、どうもD&D5eは売れているようです。
とはいえ、その売れ行きがウィザーズ社(と、その親会社のハズブロー社)を満足させている額なのかどうかはしりませんが、売れているという記事はちょくちょく見かけます。

そして売れ方にある傾向が見られます。
「かつてD&Dのプレイヤーだった人たちが戻ってきている」というものです。

このかつてD&Dプレイヤーだった人たちというと、世代で言えばおそらく現在40代前後。この世代になると当然、子持ちという人も多いです。うちにもこの4月から小学校に上がる息子がおります。このような子と一緒にD&Dをプレイしたい親が戻ってきているのです。

教育的側面からTRPGというのは結構良い選択肢だと私は思います。
ストーリーを空想する、キャラクターの役割を理解する、パーティで協力してプレイヤー間で協力して困難に立ち向かう。理想論ではありますが、こういうことを理解させるゲームとしてTRPGは悪く無いと思うのです。

ということで、さっそくこの6歳児相手にTRPGをやってみよう、と試してみました。

プレイしたのはホビージャパンにも日本語版が上がっていますが、D&D第4版の子供向け簡易シナリオ「ヘシオドスの英雄たち」です。

 

が、結論。あまりうまく行ったとは言えませんでした。理由は二つありました。
一つは単純にプレイ人数の少なさ。プレイヤーは私と妻と息子の3人。DMを私がやったので事実上プレイヤーは2人。元々4~5人向けのシナリオなので、遭遇で登場するモンスターがオーバーパワーだったようです。

そしてもう一つの問題は、算数の能力です。小学校に上がる前、ということを踏まえてもD&Dでプレイする最低限度の算数を満たす能力を備えていませんでした。1桁+1桁の計算は指折り数えて答えられる子でも、1d20+7を振って13が出たら合計値はいくつ?となると「わからない」になってしまうのです。

ああ、まだ6歳にはD&Dは早かったかなぁ。
と思いました。公式で推奨している年齢は10歳だか12歳以上です。
ちょっとまだ無理があったようです。

ですがこういう子を相手にしたTRPGが無いわけではありません。
次に試してみたのが「HERO KIDS」というゲームです。このゲームは対象年齢を4歳~10歳としており、算数を必要としません。強さはd6の数に比例します。例えば攻撃側がd6を2個、防御側がd6を1個振ります。双方の出目の中で一番大きかった数字を比較し、大きい方が勝ち。という判定だけで進めます。
これなら足し算の能力がまだ未発達の子供でもゲームできます。
あとはシナリオで子供の空想力を膨らませてやるだけです。

このHERO KIDSはDriveThruRPGという電子書籍版のTRPG販売サイトで入手できます。ルールとイントロシナリオ1本がついて$6でした。こちらのプレイは大成功。さっそく次のセッションをねだられています。

息子が友達を連れてきてD&Dのキャンペーンを開催できる、そんな光景が我が家で展開されると嬉しいなと思っています。